こんにちは、フォトグラファーの村田です!
先日、久しぶりに息子二人と銭湯に行きました。
スーパー銭湯ではなく、近所の小さな銭湯。
客の数に合った、ちょうどいい広さの脱衣場。
いたるところに灰皿が置いてあって、昔の銭湯そのまんま。
完全に昭和で時間が止まっています。
いい銭湯やなぁ、やっぱり銭湯ええなぁ。
特に急いでいなかったので、脱衣場の雰囲気を味わいながらゆっくり服を脱いでいると、
長男と次男が「パパ、先入ってるで~」と我先にと急いで入っていったので、僕も遅れて中に入ると、
立派なペンキ絵があるわけでもなく、電気風呂にジェット風呂、水風呂にサウナという極めてミニマムなスタイル。
でもそれがいいですよね。普通が一番です、普通が。
みんなでサウナに入っては、水風呂に飛び込んで。
2セットほどしたとき、30半ばぐらいの「いつも背中にアートを!」の方が入って来られ、
微動だにしない、常連っぽい爺さんたちを横目に、常連ではない僕は一瞬にして心拍数が上がったんですが、
ふと長男のカンジに目をやると、水風呂からひょいと飛び出たので、ぼんやり目で追っていると、
一番遠くにいらっしゃる「平成の葛飾北斎」さんの真後ろに!!!
ちょうど「遠山の金さん」はシャンプー中だったのですが、
真後ろにぴったり張りついて、重要危険文化財をガン見の長男。
やばい、カンジがクレイジーでイカれたことをする前に、なんとかしないとシャンプーが終わってしまう・・・
もはや、呼んでこっちに来させるしかない。
「おいっ、カンジ!」と呼ぼうと思った時、いや待て焦るな、怒り気味でシャウトしてしまったらそれこそ不自然。
一息ついて「お~い、かんじ~ちょっとこっち来て~」
親の不安を微塵も感じていないカンジは「なに~?」と甲高い声で無事生還。
ふう、よかった。。。
これが、まだ親のいうことをはっきり聞けない次男のハルキだったらと思うと、今思い出してもゾッとします。
本当にあった真夏の怖い話。