『 穴 』
1960年のフランス映画。
1947年に実際に起きた脱獄事件を描いた、ジャックベッケル監督の遺作。
と、どんな映画か上のYoutubeを観ていただくと興味を持っていただけるかと思います。
脱獄と聞くと、巧みに練り込まれた作戦と、仲間たちの活躍や裏切り、派手なシーンなど、
いろんなイメージがでてきませんか??
もちろんこの映画も衝撃のラストを迎える作品と言えるかもしれませんが、
特徴的な長回しの映像は、少し地味でもあるくらいです。
この作品で、注目したいのは 音 なんですね。
劇中にいっさいのBGMが流れてきませんが、戸棚を開く時はそのすぐそばにいるような。
静寂の中聞こえる何かに耳をそばだてる役者が目の前にいるような。
時に大きすぎる金槌の音に、せまる看守の足音に、吐く息や仕草の音に、
見る人は張り詰めた緊張感に包まれ気づけば牢屋の中にいます。
ぜひ、秋の夜長におすすめしたい一本。
監督であるジャックベッケルさんは他にもいろんな映画を撮られており、
監督つながりで作品を観ていくのもおすすめです。
vol.01
Le Trou
穴
Jacques Becker
vol.02
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